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Author:生方 聡

1964年生まれ。自動車専門誌「CAR GRAPHIC」の編集部員を経てフリーランスのジャーナリストに。フォルクスワーゲン専門誌「Breeze」(現在休刊中)の編集長。

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TITLE:ゴルフ5を辞めた理由
090327-Golf5-01.jpg ニューゴルフ、すなわちゴルフ6の日本デビューがカウントダウンに入っています。「8speed.net」では、ゴルフ6の情報を積極的に発信する予定ですが、この新型ゴルフ、いちおうフルモデルチェンジということになっているものの、実際はゴルフ5をベースに大幅に改良を加えた超ビッグマイナーチェンジ版といえないこともありません。

090327-Golf5-03.jpgまあ、それだけ現行ゴルフ5がよく出来たクルマだったということなのですが、それは僕自身、ゴルフ5を所有していたのでよくわかります。
ゴルフ5がヨーロッパ市場に登場したのは2003年のことでした。翌2004年には日本にも上陸。直噴ガソリンエンジン「FSI」と6速ATを組み合わせた最新のパワートレイン、独立懸架のマルチリンク・リアサスペンションを、レーザー溶接を多用した高剛性ボディに収めたゴルフ5は、これまでのゴルフとは一線を画する走りっぷりがとても印象的で、僕も2004年12月に2.0 FSIを積むゴルフGLiを購入、約1年半を共にしました。

感心したのは、それまでのゴルフとはまるで別物の軽快なハンドリングとフラットな挙動、快適な乗り心地でした。スポーティで装備も充実していた「GT」ではなくGLiを選んだのは、ハンドリングと乗り心地のバランスが高かったから。

090327-Golf5-02.jpgそう考えた"同業者"は案外多く、大先輩の吉田 匠さんやカーグラフィックの大谷秀雄さん、カメラマンの小林 稔さんなども同じ意見でした。左の写真は、吉田 匠さんのゴルフGLiとのツーショットです。
オドメーターの数字が増えるにつれて、足まわりがなじみ、フラット感や快適性はますます向上。さらに、タイヤを居住性重視のタイプに変えたら、文句のつけようがなくなりました。ゴルフGLiを選んでよかった! そう思うことがよくありました。

しかし、それゆえに悩みも出てきたのです。仕事がらいろいろなクルマをテストする僕にとって、ふだん乗るクルマがひとつの基準になります。だからこそゴルフ5を選んだわけでもあるのですが、ゴルフGLiのレベルが高すぎるのか、あるときから他のクルマが物足りなく感じるようになってしまったのです。だから、インプレッションの評価はどうしても辛口になります。これではマズイ! ということで、僕はしばらくのあいだ、ゴルフ5と距離を置こうと決意しました。

それから2年あまり、カタチは違いますが、ふたたびゴルフ5に戻ってきました。ということで(!?)、次回はMy VWのゴルフヴァリアントを紹介したいと思います。

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